2歳~3歳頃の子どもは、周りの物に興味津々で、何でも指さしたくなってしまう時期です。しかし、人の物に指差しをすることは、場合によっては迷惑になってしまうこともありますよね。
今回は、2歳9ヶ月の子供が人の物に指差しをしてしまう場合、親がどのように接すれば良いのかについて、いくつかのポイントをご紹介します。
1. まずは子供の気持ちに寄り添い、なぜ指差しをするのかを理解しましょう
子供が人の物に指差しをする理由は様々です。例えば、
- 興味を持っている
- 名前を知りたい
- 自分の持ち物と比較したい
- コミュニケーションを取ろうとしている
などが考えられます。
まずは、子供がなぜ指差しをするのか、その気持ちに寄り添い理解することが大切です。
2. 代わりに言葉で伝えるように促しましょう
指差しをする代わりに、言葉で伝えるように促してみましょう。
例えば、
- 「アンパンマンだね!」
- 「かっこいい電車だね!」
- 「赤い車が走ってるね!」
のように、子供が指差しをしたかったものを言葉で表現してみましょう。
また、一緒に絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりしながら、言葉で伝えることの楽しさを教えてあげましょう。
3. 「人の物に指差しするのは失礼だよ」と伝える
子供が少し大きくなってきたら、「人の物に指差しするのは失礼だよ」と伝えることも大切です。
ただし、ただ単に叱るのではなく、なぜそれが失礼なのかを丁寧に説明することが重要です。
例えば、
- 「お友達も自分の持ち物が大好きで、人に指差しされたくないと思うんだよ。」
- 「指差しする代わりに、お友達に声をかけてみよう。」
のように、具体的な例を挙げて説明しましょう。
4. ほめて伸ばしましょう
子供が人の物に指差しをする代わりに、言葉で伝えようとしたときは、しっかりと褒めてあげましょう。
また、周りの人にも協力をしてもらい、子供が言葉で伝えようとしたことを一緒に褒めてもらうのも効果的です。
5. 根気強く見守る
2歳~3歳の子供にとって、人の物に指差しをしてはいけないことを理解するのは難しいことです。
すぐに効果が出なくても、根気強く見守ることが大切です。
その他、以下の点にも注意しましょう
- 子供の前で周りの人を批判したり、悪口を言ったりしない
- 子供が指差しをしたくなったときは、できるだけその気持ちを受け止めてあげる
- 無理にやめさせようとせず、子供のペースに合わせて指導する
人の物に指差しをするのは、2歳~3歳の子供にとっては自然な行為です。焦らず、根気強く教えていくことで、徐々に理解できるようになっていくでしょう。
もし、周囲からの反応が気になる場合は、児童館や子育て支援センターなどの専門機関に相談してみるのも良いでしょう。
このブログ記事が、2歳9ヶ月の子供の成長に悩む親御さんにとって、少しでも参考になれば幸いです。
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